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土木遺産シンポジウム2010in置賜
-現代に見る先人の想い「石橋群、直江石堤、万世大路」を訪ねて-

が開催されました。当研究会にも案内が回り、朝からの見学会には橋デビューのワタクシと物知りSさんの2人とOヌマさん別ルートから参加。そして午後からのシンポには代表、副代表、代表幹事、M田さんが参加されました。

トンネルマニアのワタクシですが、本日土木学会選奨土木遺産認定の石橋ということで「一丁見てもいいかな?」と思って参加したのですが、、、7箇所のうち2つ目あたりからハマリそうです。なにがって「自然石を人力で整形し、積み上げたものが、アーチ構造を保っている」という単純なことに感動を覚えました。

明治10年前後の作成で、栗子山ずい道と同様の年代に作られたものですが、石の目地にはモルタルなどの接着、間詰め材がありませんので、まさしくアーチを保ち、上載荷重で安定しているような気がします。

実行委員会の皆さんの親切な対応で、4台の車にそれぞれ乗せていただきました。ドライバーの方、スタッフの方が7つの橋を目指してスムーズに案内してくれます。

まずは幸橋P2200006a.jpg
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この橋はもともと人馬が通る橋だったのですが、道路拡張のためH10年に(主)米沢高畠線として取り潰すか残すかの選択に迫られたが、見事な技術と知恵で狭い道路規格の石橋も真っ二つに切り取り、両車線の歩道として残されました。欄干と基礎(コンクリート)以外は当時の材料を再利用しています。近くには石切場もあり、石橋材料も豊富な場所だったのです。

石は凝灰岩の系統でしょうか?大谷石のように加工がしやすそうに見えました。よく風化しなかったと感心しました。この復元工事に当たっての内容はシンポジウムで講義がありました。気になるアーチの石積み方法は型枠をアーチ内面に設置し、その上で積み込むようですね。



P2200010a.jpgP2200011a.jpgP2200009a.jpg

続いて奈可やまばし(中山橋)です。雪降るなかボーゼンと見入ってしまいました。この橋の特徴はアーチが二重であることです。でもなんで二重だったのか、、、工学的に強い構造にしたかったのか?デザインとしてなったのかは定かではない。

P2200014a.jpgこちらは写真が一枚になったのはなぜだか忘れましたが、堅磐橋です。

特徴としては二連眼鏡橋です。現在現役の市道ですが、雪で交通閉鎖されていました。橋を渡ると一般の方にもわかるよう看板が設置されているようですが、雪が多すぎて撮影できませんでした。

こちらだけで発見したのがアーチの石積みブロック表面に建設当時か?わかりませんが薄い仕上げモルタルらしきものが残され、被り不足と風化で現在はほとんどなくなっていた。


P2200020a.jpgP2200016a.jpgP2200019a.jpg

こちらは吉田橋、、、なんと作った製作責任者の名前吉田善之助さんの吉田をとって名づけられた橋。親柱4箇所に漢字、ひらがなで「吉田橋」「よしだばし」と刻印があった。吉田さんもとても感慨深かったことと思います。

ワタクシはこの話に水をさすような質問をシンポジウムでしてしまいました。「吉田さんは吉田橋ってつけてくれって言ってつけたのか?発注者、地元の皆さんが吉田橋にしようと言ったのか?どちらでしょう?」なんていまでは顔から火が出るほど恥ずかしい質問です。きっと相手にされず答えが出ないものと思いましたが、「橋ができることで地元の皆さんに感謝された吉田さんの人徳です」とキチンと回答してくれました。ありがとうございます。

続いて太鼓橋、、、アーチが見えないので撮影もしませんでした、、、

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烏帽子山八幡宮参道をまたぐ唐寿橋です。はじめて下から眺めれる橋です。アーチの石は橋の道路幅と同じ長さの石が積み重ねられている。とても石の加工がきれいで、機械を使って加工したように見えます。当時のこだわりが感じられます。


P2200035a.jpgP2200036a.jpgP2200035a.jpg

最後に松ヶ崎公園内の参道にある舞鶴橋です。ここをみて終了しました。

P2200037a.jpg見学会終了とともにSさんとふたりで三男坊というラーメン屋さんへ行きました。チャーシューがドデカイです。

寒い見学会でしたがラーメンで体があたたまりました。





会場に戻り、ツラの顔厚くして、講演の先生方の控え室に入り、研究会代表とも久しぶりにお会いしました。報告書の紹介もさせてくださるとのことでした。

P2200038a.jpgシンポジウムの一部では福島河川国道事務所長池口氏による「明治期の山形・福島県の道作り-万世大路-」の題名で講演がありました。所長もたくさん勉強されてきたようです。トンネル研究をしていたこともある方ですが、現在東北中央道を建設を指揮する立場として、この道路に至った歴史をはじめとする話をいただきました。




P2200039a.jpg万世大路研究会の代表からは、調査報告書の紹介として、われわれが執筆・製作した「万世大路を歩く」を参加者に呼びかけました。

参加者の1人からは、みんな読みたいはず!みんなの手にいきわたるようにしてほしい。

とうれしい言葉もありました。


研究会メンバーはこの後M田さんの店で反省会をするのでした。私は子供連れで参加してしまい皆さんに迷惑をかけてしまいました。スミマセン。
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