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~萬世ノ永キニ渡リ人々ニ愛サレル道トナレ~
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Pa110006.jpgけっこう前の話なのですが、東北中央道のトンネル工事見学が出来るチャンスを頂き、マニアとしてはこのチャンスを逃すわけにいかない!と参加してきました。

見学したのは大笹生(おおざそう)トンネルで、延長2090mの長大トンネルです。東北中央道としては最も東北自動車道に近いトンネルで、JCTから分かれてフルーツラインを横断した所に台山(まないたやま)を貫くトンネルとなります。


山岳トンネル工事には硬い岩盤をダイナマイトなどの爆薬で破砕する「発破掘削」と軟らかい岩盤を切削できる「機械掘削」という工法があります。また最新の工法としてはTBM(トンネル・ボーリング・マシン)工法という工法も栗子トンネル避難坑(福島側)で使われたようです。ここ大笹生トンネルは発破掘削で掘り進んでいるようです。大まかな地質は流紋岩と凝灰岩という構成だそうです。

P6090014.jpgこれをドリルジャンボという機械で切羽(きりは読みトンネルを掘っている先端部をいう)に爆薬を入れる穴をあけて発破するのです。

そして崩した岩盤は、坑外へ搬出するのです。通常はダンプトラックを用いて搬出するのですが、ここの現場では「ベルコン工法」といって切羽から100m程度工法にある設備に掘削ズリ(崩した岩盤)を投入すると外までベルトコンベアが運んでくれるという画期的な工法で、ダンプトラックが往来する回数が大幅に減るので安全性が向上するようです。

またこのベルコン工法は、掘削ズリが外の盛土材として適したものになるよう、クラッシャーという設備で固い岩盤を一定の大きさに砕き搬出しています。またこの工法を使うことで、ダンプ走行、ズリをあける作業での騒音を減らす効果があるそうです。周りの環境にも配慮しています!で坑内のクラッシャーに入れる作業はコチラから



さらに切羽ではこんな機械で作業して積込み事で、とても切羽のズリ処理が早くできるので、地山の安定にも寄与しているとの事です。



こんな感じで掘削ズリを出しているなんて、見てみないと判りませんよね。

この後、鋼製支保工という鉄製でトンネルの形をしたものを設置し、コンクリートを吹付して、ロックボルトという鉄筋棒をトンネル壁面に差していくという作業を繰り返して、安全を確保しながら作業しているということでした。

現在主流となっているNATM工法は「地山のもつ支保能力を最大限に利用する」という趣旨の工法で、これだけ科学が進歩した中でも、「経験」「勘」などが重要視される工事のようです。

さいごまで無事故無災害で完成してほしいと思いました。

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